インプラント周囲炎の主な症状とは?

投稿日:2025年7月2日

カテゴリ:新津田沼歯科奏の杜ブログ

インプラント周囲炎の主な症状について

津田沼駅南口すぐの歯医者「新津田沼歯科クリニック奏の杜」の歯科衛生士です。

インプラントは人工物ですので、虫歯になることはありません。しかし、インプラントが埋入されている顎骨や周囲の歯茎は生体ですので、日々のケアやメンテナンスを怠って口腔内が不衛生になると、インプラントの歯周病と呼ばれる「インプラント周囲炎」を引き起こす可能性が高くなります。

インプラント周囲炎は、歯周病同様に自覚症状がほとんどなく進行するため、少しでも違和感等を感じた際は注意が必要です。

そこで今回のブログでは、インプラント周囲炎の主な症状についてお話したいと思います。

インプラント周囲炎の主な症状について

歯肉の腫れ・出血

日々のケアやメンテナンスを怠り、口腔内が不衛生になると、蓄積した汚れによって細菌が繁殖するため、歯茎に炎症が起こります。歯茎の炎症が起こると、歯肉が赤く腫れたり、歯磨きの際に出血したりすることがあります。

歯周ポケットが深くなる

歯茎の炎症によって歯肉の腫れが頻繁に起こると、人工歯と歯茎の境目が少しずつ大きくなります。その隙間に蓄積した食べかすや汚れによって細菌が活発になると、さらに炎症が悪化して歯周ポケットが深くなります。

インプラント周辺の歯茎から膿が出る

インプラント周囲炎が進行すると、歯周組織が化膿して膿が出ます。膿が溜まった場合は、口臭がきつくなるだけでなく、周辺の神経を圧迫するため、痛みを伴うこともあります。

 歯茎の退縮

歯茎の炎症を長期間放置していると、歯茎や顎骨などの歯周組織が退縮していきます。歯茎が退縮すると、人工歯が長く見えたり、インプラントの連結部分が露出したりすることがあります。以前に比べて歯が長くなったように感じる場合はインプラント周囲炎が進行している可能性が高いため、できるだけ早めに検査を受けましょう。

インプラントの動揺・脱離

インプラント周囲炎によって歯茎や顎骨の退縮が進行すると、インプラントが不安定になり、グラグラと揺れるようになります。さらに症状が進行することによって、最終的にはインプラントが支えられなくなり、抜け落ちてしまいます。

上記のようにインプラント周囲炎になると、最終的にインプラントが抜け落ちてしまいます。軽度であれば治療によって改善することも可能ですが、歯茎や顎骨が一度破壊されてしまうと、元の状態に戻すことは困難です。

インプラントを良い状態でお使いいただくためにも、日々のケアはもちろん、定期メンテナンスをきちんと受けましょう。

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津田沼や奏の杜でインプラント治療をご希望の際は、新津田沼歯科クリニック奏の杜までお気軽にご相談ください。