虫歯は遺伝する??

投稿日:2019年10月7日

カテゴリ:未分類

こんにちは!
歯科衛生士の秋山です。

少しずつ秋の空に近づいて来ましたね。
秋といえば、美味しい食べ物…🍠🌰🎃
美味しい食べ物を美味しく食べるには、
健康な歯が必要です!!!

そこで今日は、虫歯は遺伝するのか、
ということをお話していきたいと思います。

実際、患者様から、虫歯は遺伝しますか?と聞かれることがあります。
皆様の中にも、親も歯が弱くて…私も。という方や、
自分が虫歯になりやすかったから子供も虫歯になりやすいんじゃないか…
と考えてる方も少なくないかも知れません。

それに対する答えは △ です…!

なぜこのような曖昧な答えなのかというと、
遺伝的要因 と環境的要因のふたつが大きく関連しているからです。

では、遺伝的要因とはなんでしょう。
それは 歯並び、歯の形、歯の生え方、歯の質などです。
歯並びが悪かったり、歯の質が弱いと、虫歯のリスクが高くなります。
歯並びが悪いと食べ物が詰まりやすかったり、
歯磨きが行き届かなかったりして虫歯になりやすくなります。
ですが、必ず虫歯になる訳ではありません。

お口の中の清掃状況、フッ化物の応用(歯の質の強化)、
糖の摂取頻度や摂取状況によって、虫歯のリスクは変わってきます。
これが環境的要因です!

虫歯予防と言えば、
・歯磨きの徹底、フロス、歯間ブラシを応用し、お口の中を清潔に保つ
・ダラダラ食べ、ダラダラ飲みをしない
・糖の摂取頻度を減らす
・フッ素を応用し歯の質を強化する
・歯科医院で定期検診を受ける
など、さまざまな方法があり、虫歯を抑制することができます。

そして1番お伝えしたいのが虫歯菌の数です。

実は産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。
産まれてから外の空気を吸い、たくさんの愛情と同時に、
色々な菌を介在していきます。

虫歯菌は約7割の確率でお母さんのお口の中から感染するそうです。
もちろんお母さんだけではありません。
口と口でのスキンシップ、食器の共有、
あとは食べ物をフーフーして冷ましてあげる行為でも唾液が飛んでいるので、
虫歯菌はうつると言われています。

ですが、全てを排除することはできないので
赤ちゃんが生まれてくる前に、
ご家族みなさんのお口の中の環境を整えておくことが重要です!
それが赤ちゃんのお口の健康に繋がります!

虫歯は予防できる病気です。
毎日のセルフケアをしっかり行い、虫歯予防に努めましょう!
そして、私たち歯科衛生士も皆様のお口の健康を守るお手伝いをさせていただきますので、
ぜひ定期検診にいらしてください♡