歯が原因の蓄膿症

投稿日:2020年4月6日

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みなさんこんにちは、歯科医師の豊田です。
いつも当院のブログをご愛読いただきありがとうございます。
みなさん、蓄膿症という病気をご存知でしょうか?
蓄膿症は医学用語で、副鼻腔炎と呼びます。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、
鼻腔の周りには、副鼻腔という4つの空洞が顔の骨の中にあります。
副鼻腔炎(蓄膿症)とは、副鼻腔という空洞の中に
ウイルスや細菌が入り込むこと(感染)で炎症が生じることです。
4つの副鼻腔
・前頭洞
・篩骨洞
・蝶形骨洞
・上顎洞
副鼻腔は基本的に鼻腔とつながっていおり、鼻腔から感染で起こることが一般的ですが、
まれに歯が原因で副鼻腔炎が生じることがあります。
それはどんな時かというと、虫歯や歯周病が原因で、
口の中の細菌が副鼻腔(主に上顎洞)に入り込んだ時です。
健康な状態では、口の中と上顎洞はつながっていません。
しかし、上の歯が虫歯や歯周病になると、細菌が歯や歯の周囲の骨をどんどん溶かして上顎洞に届いてしまうのです。
上顎洞炎の原因となる歯は、1番多いのが上顎第一大臼歯(上の奥から2番目の歯)で、
2番目に多いのが上顎第二小臼歯(上の奥から3番目の歯)、
3番目が上顎第二大臼歯(上の1番置くの歯)と続きます。
上の奥歯の虫歯や歯周病を放置しておくと、副鼻腔炎(蓄膿症)を併発してしますリスクがあるので、
早めの治療がとても重要になります。

歯が原因の副鼻腔炎(蓄膿症)の主な症状
1.鼻汁
上顎洞内で感染により炎症が生じると膿がたまります。
その膿が鼻水と一緒に鼻から出てきます。

2.後鼻漏
膿が鼻水として外に流れ出ることがある一方で、
喉の方に流れるとのどの炎症(咽頭炎)を誘発することがあります。

3.鼻閉感(鼻づまり)
上顎洞粘膜が炎症により腫脹し、鼻腔を閉塞すると鼻づまり感が生じます。

4.顔の腫れ、痛み
上顎洞の位置は、目の下、鼻の横あたりなので、
炎症が強いと同部の腫れや痛み、
症状が重いと頭重感が生じることがあります。

5.原因となる歯の痛み
もちろん原因となる歯が痛んだり、歯ぐきが腫れたりすることがあります。

歯が原因の副鼻腔炎(蓄膿症)は、基本的には歯の治療をしっかり行えば治癒します。
ただ歯の治療を怠ると、歯を抜いたり、大きな手術が必要になるケースもあります。
上記症状(1〜5)のうちいくつか思い当たるところがある方は、相談してください。

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