赤ちゃんの歯が生える前から、歯磨きの練習!

投稿日:2021年4月21日

カテゴリ:新津田沼歯科奏の杜ブログ

こんにちは*
新津田沼歯科クリニック奏の杜
歯科衛生士の並木です

 

昨年の6月に復職して、約10か月たちました。
息子は来月で2回目のお誕生日を迎えます。
あっという間のような、やっとなような…

 

息子と近い月齢のお子様をもつお母さまには(勝手に)同志を。
息子よりお兄さん、お姉さん、ふたり以上のお子様をもつお母さまには多大なる尊敬を。
ご妊娠されたり、出産されたばかりのお母さまには鬱陶しいくらいのエールを。
ひそかに抱きながら、日々診療にあたらせて頂いております。
ひそかに抱けず、感情をさらけ出してお互いに話しこんでしまうこともあります…よね 😛 (笑)

 

さて、本日は良くいただく質問
「仕上げ磨きをいつから始めよう?」
「仕上げ磨きを始めるコツは?」
について、お話をします。

 

お子さんの歯磨きは、ズバリ
「歯が生える前から仕上げ磨きの練習をする」です!
歯のない時期から唇、粘膜、舌、頬へ触れて感覚の練習をしていると、歯が生えてからもスムーズに行えます。

 

小学生低学年くらいの子に仕上げ磨きをするときってどんな体勢にしますか?

 

おそらく、頭の上からのぞき込むイメージをお持ちの方が多いと思います。
そのとき、お子さんのお顔の位置が逆になりますよね。
実はこの体勢をする機会はなかなかありません。

 

ベビーベッドからのぞき込んで話かけるときは同じ顔の位置にするか、横からですよね。
頭の先からのぞき込む体勢+真剣な保護者の方の表情
…実はだいぶ緊張感をもつので、ただならぬ雰囲気を察するのでお子さんは泣きます。

 

歯ブラシを嫌がるのも、大抵は「よくわからない異物をいきなり突っ込まれる」から恐怖を感じるのが始まりです。

 

是非、「なにこれ?!」と思ってしまう前から歯ブラシの存在を身近にさせちゃいましょう。

 

<お顔に触れる>
1 指で頬っぺたをつついたり、包み込んだり、優しく触る。
2 口のまわりに触れる(唇より外まわり)

<唇に触れる>
1 指に綺麗なガーゼを巻き付けましょう
2 唇の上をトントン
3 上下の唇をかき分けるようにウニウニと入れ込む
4 歯ぐきをツンツン、なでなで

<歯ブラシ>
上記の指で唇から口の中に触れる流れを、歯ブラシバージョンでも同じ手順で行う

<舌に触れる(上級者編)>
1 舌の上をトントン
2 舌の先端トントン
3 舌の脇腹トントン

 

さらっと書き出しましたが、これを数か月かけてじっくり行います。
嫌がるそぶりを見せたらすぐにやめて、ひとつ前までの段階に戻り、またじっくり粘りつづけます。

 

導入のタイミングは、お子さんがリラックスしている時間か、お風呂あがりの後などルーティーンの一部として組み込むこと。
また仕上げ磨きが「お世話をする人が真剣な顔でむかってくる」より「コミュニケーションがとれる楽しい時間と思える」ように印象づけることが何よりも大切です。
痛くないようにするテクニックも大事ですが、それ以前に雰囲気作りが大切。
つい、いっぱいいっぱいになってしまうと顔がこわばり無言になってしまうと思いますが、そんなときは一呼吸を置いて、是非ふたりのコミュニケーションを楽しむように歯磨きをしてみてくださいね。

 

一緒に頑張りましょう。

 

うまくいかないこともあると思いますが、根気強く向き合っていくのが一番の近道です。
そのためのお手伝いを、私たちがさせていただければと思います。
是非、定期的な検診にお越しください。

 

キャンセルして期間があいてしまって気まずい…という声もよく頂きます。
なんとなく、行きづらくなりますよね。
でも気にしなくて大丈夫ですよ。
スタッフも人間なのでその気持ちは充分にわかりますし、乗り越えてご連絡をいただいたんだと、とても嬉しく感じます。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。