年齢が高い場合に考えられるインプラント治療のリスクとは?

投稿日:2023年7月4日

カテゴリ:新津田沼歯科奏の杜ブログ

高齢者のインプラント治療のリスクについて

津田沼駅南口すぐの歯医者「新津田沼歯科クリニック奏の杜」の歯科衛生士です。

インプラント治療は歯を失った部分に人工歯根を埋め、歯の機能を回復する治療法です。近年では広く認知され、様々な世代の方が実際にインプラント治療を受けられています。年齢が高い場合に考えられるインプラント治療のリスクについてお話したいと思います。年齢が高い場合に考えられるインプラント治療のリスクについてお話したいと思います。

インプラント治療は外科処置が必要なため「インプラント治療を受けたいけど、自分の年齢でも大丈夫なのかな?」と疑問や不安を抱く方も少なくありません。今回のブログでは、年齢が高い場合に考えられるインプラント治療のリスクについてお話したいと思います。

年齢が高い場合に考えられるインプラント治療のリスク

インプラント治療に年齢制限はある?

インプラント治療は顎骨に人工歯根を埋めるため、顎骨の成長が止まっている20歳以上から可能となります。顎骨が成長中にインプラントを埋入してしまうと、埋入後に形が変わり、歯並びや咬み合わせにも影響が出るだけでなく、不具合が生じる可能性が高くなります。

一方、インプラント治療の年齢制限に上限は基本的にありません。年齢というよりも骨の状態や全身の健康状態が重要となります。しかし、高齢の方は若い方に比べてリスクが高くなるのも事実です。高齢の方は歯科医師とよく相談し、治療計画を立てる必要があります。

高齢者のインプラント治療の注意点

高齢の方がインプラント治療を受ける際、注意すべきリスクは下記となります。

①細菌感染が生じやすい

インプラント治療は埋入手術の際に歯肉を切開し、顎骨に穴を開けるため、傷口部分から細菌が感染する可能性があります。年齢が高くなると、免疫力が低下するため、より細菌感染リスクは高くなってしまいます。

②埋入したインプラントと顎骨が結合しづらい

年齢が高い方は免疫力や治癒力が低下するため、埋入したインプラントと顎骨がきちんと結合しない場合があります。しっかりと結合しないとインプラントの状態が安定しないため、長期的に使用できないことはもちろん、再手術が必要になる場合もあります。

③持病が原因でインプラント手術を受けられない

高齢になると病気を患う可能性があがります。骨粗鬆症や高血圧症、心臓病や糖尿病などの病気については、病状や服用するお薬の影響によってインプラントが骨と結合しづらい、治癒がしにく、手術時に体調を崩しやすい、血が止まりにくい、細菌感染リスクが高くなるなど、様々な悪影響が予想できます。そのようなこともあり、若い方に比べてトラブルが起こりやすいといえます。

④体力の低下によりインプラント手術を受けられない

インプラント治療は手術はもちろん、術後の治癒をはじめ、定期検診やメンテナンスに通っていただくため、体力が必要となります。高齢になると、体力が低下するため、インプラント治療自体を受けられない可能性があります。

上記のようにインプラント治療の年齢制限に上限はありませんが、高齢になるほどリスクは高くなります。インプラント治療を受ける際は歯科医師としっかり相談し、内容を理解・納得した上で治療を進めていきましょう。

習志野市奏の杜でインプラント治療をご検討中の方は、新津田沼歯科クリニック奏の杜までお気軽にご相談ください。

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