歯周病の進行と当医院の治療方法

投稿日:2014年11月25日

カテゴリ:新津田沼歯科奏の杜ブログ

歯周病とはどんな病気でしょうか。
歯周病は歯を支えている骨のことを歯槽骨と言いますが、その歯槽骨が溶けて、歯を支えられなくなってしまう病気です。昔は歯槽膿漏と言われていました。

若い時に歯を失う原因の多くはむし歯ですが、40代を過ぎて失う原因の多くはこの歯周病であると言われています。
気づいた時にはすでに手遅れのケースが多いのも特徴の一つです。
歯周病の原因はプラークが最大です。
様々な要因が絡み合って起こりますが、大きい原因はプラークです。

プラークは食べかすと認識されがちですが、細菌の塊です。
この細菌の塊が産生する毒素により、歯周病が発生、進行していくのです。
進行させるものとして、体の免疫力の低下、悪い噛みあわせや歯ぎしりなどがあげられます。

当医院での歯周病治療の流れは、現在の健康状態や、既往歴など治療に必要な情報を患者様から伺う問診、レントゲン撮影や歯周ポケットの深さを測って現状確認を行う歯周病検査、進行した歯周病の場合、抜歯が必要な場合もありますので回復不可能な歯の抜歯を行います。
そしてスタッフによるプラークコントロール指導を行っていきます。

スケーリングは歯石除去、奥深くまで歯石を除去していくルートプレーニング、それでも必要とあれば歯周外科治療の歯周組織再生療法を行います。
歯周組織再生療法は、一度歯肉を切り、奥深くまで付着している歯石を除去したり、溶かされてしまった骨を回復させる処置を行ったりすることです。
術後、経過を観察しながら定期検診を行います。

定期的なメンテナンスが歯周病の再発防止につながります。
必要に応じて治療過程が変化していきますので、当院スタッフを始め、歯科医師と相談しながら行っていきたいと思います。
不安な事や疑問なことがあれば遠慮なくお尋ねください。

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