歯科用CT検査について

投稿日:2020年8月31日

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みなさんこんにちは、歯科医師の豊田です。
暑い日が続いてますが、体調を崩されていませんか?
新型コロナウイルス感染対策だけでなく、水分補給等をこまめに行って、熱中症対策もしっかりと行ってください。

さて、今回は歯科で用いられるCT検査についてお話しいたします。

10年ほど前までは、CTが置いてある歯科医院さんはあまり多くありませんでした。
しかし、最近では『CT完備』と紹介されている歯科医院さんも増えてきた気がします。

皆さんの中には、「歯医者さんでなぜCTを撮影する必要があるの?」っと、疑問に思われている方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、どんな時に歯科医院でCT検査が必要になってくるかについてお話します。

CT検査とはコンピューター断層撮影検査の略で、X線を利用して内部の構造を輪切りの断層画像を取得し、コンピューター処理して3次元的な情報を得るものです。

今まで歯科でよく撮影されていたレントゲン写真では2次元の情報でしたので、限られた情報しか得られませんでした。

しかし、CT検査で得られる情報は3次元の情報なため、今までよりもより多くの精度の高いな情報が得られるようになりました。

次に歯科治療で、どんな場面で『精度の高い』情報が必要になるかご説明します。

まず、インプラント治療です。

以前週刊誌等でインプラント治療によるトラブルが数多く取り上げられた時期がありました。その事例の多くが、CT検査等の精度の高い検査を術前に行わなかったことが原因と言われています。
インプラントを打ち込む骨内部とその周囲の筋肉に数多くの神経や血管が通っています。術前にしっかりとそういった神経や血管を傷つけないように、精度の高い検査を行う必要があるのです。

最近ではCT検査をしっかりと行って、インプラント治療を行う歯科医院さんが増えたこともあって、インプンラント治療のトラブルは減少したと聞いております。

当院でも、インプラント治療を行う前には、そういった術前検査を行っておりま
す。(詳しくは当院HPご参照下さい)

次に、CT検査が有用になる場面は、下顎の親知らずを抜歯する時です。

下顎の親知らずの根の先は、下歯槽管という神経の管と近接しています。

万が一、親知らずを抜歯する時にその神経を傷つけてしまうと、同側のオトガイ部と下唇に麻痺や知覚異常が発生するリスクがあります。

親知らずと下歯槽管が離れていれば問題ありませんが、残念ながら通常のレントゲン写真(パノラマレントゲン写真)では、両者の位置関係を正確に把握することは出来ません。

しかし、CT検査を行うと、両者の位置関係が正確に判断出来るのです。

当院では、親知らずを抜歯する際は必要に応じてCT検査をさせて頂き、神経麻痺や知覚異常のリスクを事前に評価した上で抜歯処置を行っております。

CT検査を行うことによって、精度の高い情報を取得することが出来るようになりました。
それにより、患者さんにより安全な歯科治療を受けていただけるようになります。

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新津田沼歯科クリニック 奏の杜
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